日本語と英語は同じで反対
英語を勉強していると、「へぇ~日本語と同じだ」と思うものもあれば、「日本語と全く反対だ」と思うものがある。同じような表現を見つけたときは、「やはり同じ人間だから」と思うし、まったく違う言い方を知ると、文化の違いを感じるものである。
日本語と同じ
「へぇ~」と思ったのは、slip of tongue(舌が滑る)。厳密に同じではないが、日本語の「口が滑る」とよく似ている。このほか、こんなものがある。
<そのまんま>
目を見張るような = eye-opening
文字通り = literally
終わりよければすべてよし = All’s well that ends well.
<ちょっと似てる>
鳥肌 = gooseflesh
(gooseはガチョウ)
息をのむような = breathtaking
覆水盆に返らず= it’s no use crying over spilt milk
(水ではなくてミルク。英語の方は泣いちゃってる)
日本語と反対
どこかへ行くとき、日本語は「行く= go」だが、相手のいる場所に行くとき、「come」になるのは、ずっと違和感があった。このほか、「あ、日本語と逆だ」と思ったのが、次のふたつ。
お先にどうぞ = After you
負けたよ = You win
日本語は主語を省略しがちだが、暗に自分を主語にしていることが多いのかもしれない。
また、日本語と反対、というのではないが、日本語的に受け止めると明らかに違和感があるのが、広告コピー。例えば大売り出しなどのときのフレーズ。
日本語:この機会をお見逃しなく
英語: You don’t wanna miss it!
この英語の表現は何となく「何々してはだめ」という否定命令のようで、「あなたは、これを逃してはいけませんよ」と、上から目線で言われている感じ。日本語だったら、大きなお世話、と言いたくなるところだ。
英語を何十年勉強しても、借り物的な感じがするのは、こうした根本的な違いがあるからかもしれない。
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