2018年8月4日土曜日

イタリア語なるほどメモ33「天候・天気・自然現象」





今年の夏は暑い!



何しろ暑い! ( ̄Д ̄;;;;;




そして、この暑さは日本だけではない。今年は北半球の多くの地域で、記録的な猛暑。イタリアも例外ではなく、8月2日(木)には、18都市において、レベル3という、最も厳しい警戒レベルが出されたとのこと。特に、暑いのはサルデーニャで、40度近い気温となっているらしい。


とは言え、イタリア各地の気温を見ると、日本全国の気温よりはやや低め。また、最近ナポリに行った人の話では、同じ温度でも、東京のほうがかなり暑く感じるとのこと。やはり湿度が高いからではないだろうか。


イタリア各地の気温情報はこちら↓



イタリア語で「暑い!」を表現するときは



「暑いです」と言うなら、「Fa caldo.(ファ・カルド)」。「何て暑いんだ!」なら、「Che caldo!(ケ・カルド!)」などと言う。


もっと強調したいとき、私の場合、「Terribile(テリービレ=すごく(暑い))」や
「Come inferno(コメ・インフェルノ=地獄のようだ)」などと言っている。これでよく通じるので、イタリアの地獄もやはり暑いらしい。





天気・自然現象を表す言葉


イタリア語で天気・自然現象を表す言葉の中に、ふたつ日本語と似ている表現がある。ひとつは「Tsunami(津波)」。似ているというより、そのものズバリ。この言葉は、日本語がそのまま全世界共通で使われているようだ。


もうひとつは台風の「tifone(ティフォーネ)」。英語の「typhoon(タイフーン)」ともよく似ている。これも日本語起源かと思いきや、そうではなかった!台風の語源については、中国語の「大風」、アラビア語の「tufan(ぐるぐる回る)」、ギリシャ語の「typhon(テュフォン=風の神)」などの説がある。


イタリア語の tifone 自体は、ポルトガル語の tufão から入ってきたとのこと。




主な用語についてまとめてみた。


分類
日本語
イタリア語
読み方
天気
晴れ
È sereno.
C'è il sole.
エ・セレーノ
チェ・イル・ソーレ
曇り
È nuvoloso. 
エ・ヌヴォローソ
雨
Piove.
ピオーヴェ
雪
Nevica.
ネヴィカ
自然現象
雨
pioggia
ピオッジャ
雲
nuvola
ヌーヴォラ
風
vento
ヴェント
虹
arcobaleno
アルコバレーノ
嵐
tempesta
テンペスタ
台風
tifone
ティフォーネ
ハリケーン
uragano
ウラガノ
雷
tuono
トゥオーノ
稲光
fulmine
baleno
フルミネ
バレーノ
夕立ち
piovasco
ピオヴァスコ
霧
nebbia
ネッビア
竜巻
tornado
トルナード
津波
tsunami
ツナミ
天候用語
気温
temperatura
テンペラトゥーラ
℃
gradi
グラーディ
湿度
umidità
ウミディタッ
梅雨
stagione di piogge
スタジョーネ・ディ・ピオッジェ


「夕立」は辞書では、「piovasco」という単語があり、「通り雨」といった意味も含む幅広い言葉。最近日本で増えている「ゲリラ豪雨」を表すなら、「acquazzone(アックアッツォーネ)」という単語がある。「水」を表す acqua に、示大詞の -one がついた形だ。この言葉を聞くと、バッシャーっと、バケツをこぼしたような水がふってくるようなイメージがわく。




参考:



おまけ:やはり、東京は暑い!


東京にいると、気象庁発表の温度より、もっと暑く感じる。ヒートアイランド現象も相まって、世界的に見ても、温度上昇が激しいらしい。世界の平均気温上昇が100年で約1度なのに対し、東京は何と、3度も上がっているそうだ。

参考:





2018年8月2日木曜日

ことばと文化23「お国なまりの英語」





外国語は母国語の話し方に引きずられる




ネイティブでない人が話す外国語というのは、たいてい、それぞれの母国語の発音・イントネーションに影響される。日本人が話す英語の場合、ジャパニーズ・イングリッシュとか、カタカナ英語と呼ばれ、英語ネイティブの人にはだいぶ分かりにくいらしい。


そしてお国なまりは日本人に限ったことではない。中国人なら中国語なまり、タイ人はタイ語なまり、イタリア人はイタリア語なまりになる。



聞き取りにくいお国なまりは?



国で言うと、インドの人の英語は聞き取りにくいという話をよく聞く。インターネットには、ネイティブの人でも分かりにくい、というコメントもある。


また、ラテン系の言語を母国語とする人の、巻き舌や、Hが落ちる発音が分かりにくい、という人もいる。(もちろん、どの国の人でも、ネイティブ・ノンネイティブ両方にとって、分かりやすい英語を話す人もいます)




一般的に言われている分かりにくい理由は大きくふたつ。


1.独特のイントネーション・発音で話すこと
2.切れ目なく、早口で話すこと


日本人にとって、外国語なまりの英語が聞き取りにくいのは、上記2つの理由のほかに、さらに、ふだん聞きなれない単語や表現が多く使われる、ということがあるようだ。その意味で、アメリカ英語やイギリス英語など、ネイティブの英語のほうが聞き取りにくい、という人もいる。



日本人にとって分かりやすいノンネイティブの英語は



やはり、日本人の話す英語ではないでしょうか。


発音やイントネーションも聞きなれたものだし、和製英語が混じったとしても、当然意味はよく分かる。だから、どの国の人よりも楽に理解することができるだろう。




私の場合、日本人の英語以外に、特にコミュニケーションがとりやすい、と思ったお国なまりが二つある。それは、中国語・韓国語を話す人の英語。(これは、あくまでも個人の感想で、まったく違う意見の方もいらっしゃるかとは思います)


実は中国語なまりの英語は、往々にして独特のくせがあり、聞き取りにくいという人も多い。しかし面と向かって話すと、なぜか話が通じやすいのだ。特に筆談を交えるときなど、英語で話す以上に深いコミュニケーションが取れる感覚がある。


韓国の人の英語の場合は、音も聞き取りやすい。韓国語はさまざまな外国語の中で、最も日本語の発音に近いからではないだろうか。また、韓国語は文法も日本語と似ているためか、話の進め方や、反応の仕方に親近感のようなものが感じられる。

日本は中国・韓国と古来の文化を共有している。中国や台湾、韓国の人と英語で話すとき、本質的な共通点のようなものを感じるのは、私だけだろうか。



聞き返しても分からないときは…



癖のある英語を話す人とコミュニケーションを取るときは、聞き返すときが難しい。たとえば、もともとが機関銃のように早口なのに、聞き返されると、さらに輪をかけたスピードで、説明してくれたりする。


さらにもう一度聞き返しても、だいたい結果は同じだ。むしろ、説明を膨らませてくれて、一層聞き取れなくなったりする。3回目はさすがに、「もう一度」とは言えず、分かったふりをするか、話題を変えるしかない。


こういう時は、正直に、「もう少しゆっくり話してください」とか、「もう少し、簡単に説明してもらえますか」などと言ったほうがいいのだろう。分かったふり、というのは、相手にとっても、自分にとっても、決していいことではない。





聞き取りやすいかどうかは、「場数」



これまで、ノンネイティブの人のいろいろな英語を聞いてきた。ネイティブ並みに話す人もいれば、お国なまりを強く引きずっている人もいた。


そして、その人の英語が分かりやすいかどうかは、コミュニケーションの回数に応じるのではないかと考えている。私の経験で言えば、あまり接点のない頃は、その人の英語がほとんど理解できなかったのに、同じプロジェクトに関わって、頻繁に話すようになった後は、一字一句、書き留められそうなくらいよくわかるようになった、ということもある。


言葉というものは、ネイティブ・ノンネイティブに限らず、それぞれのクセがある。たくさん話すことで、発音に慣れることができ、より理解しやすく、コミュニケーションがとりやすくなると言えるだろう。






おまけ:お国なまりエピソード



<その1>

あるインドの人が、「書類を仕分けする」を、「segregate」と言っていた。ふつうなら、sort とか、organize というところだ。その時は状況から意図が判断できたが、実際その後、オフィスワークでこの単語が使われるのを聞いたことがない。


<その2>

かなり英語にクセのある人たちが、あるセミナーに参加していた。質疑応答の時間、講師の人が質問を何度聞き返しても聞き取れない。3回ほど繰り返した後、結局、「では、私の上司に答えていただきましょう」と、いきなり、オブザーバーの部長に答えをふってしまった。講師ご本人はどうしても聞き取れず、大汗をかいていたらしい。